うなぎが夏バテに効く理由とその効果!土用の丑の日に鰻なのはなぜ?

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夏バテにはうなぎ!とよく言いますよね。でも何故うなぎなのでしょうか?成分?風習?
土用の丑の日にもよくうなぎをうたっていますが、鰻って高いんですよね。しかも、土用の丑の日って鰻の時期じゃないですよね?なんでだろう。何か代わりになるものはないの~?

そんな疑問を解決したいと思います(^^)/

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うなぎが夏バテにきく理由とは?

土用の丑の日夏バテを解消するためには疲労回復をしてくれる食材を食べるのが良いという事を、以前こちらの記事で書きましたが、この記事内のビタミンB1を含む食べ物に当たるのが、うなぎです。

うなぎは、たんぱく質とビタミンA・B1・B2・D・E、カルシウム・鉄分と体に必要な栄養素が豊富に含まれています。

ビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変える役割を担っており、これが不足すると疲労成分の乳酸が貯まって夏バテになりやすくなります。また、ビタミンB1は精神ビタミンと呼ばれるほどストレスと関わりのある栄養素なので、イライラ不眠めまいなどの夏バテの症状を予防するためにも、意識して取りたい栄養素といえます。

うなぎの夏バテに対する効果

うなぎが夏バテに効果がある事は、上の理由からお分かりいただけたとは思いますが、では、鰻を食べていると、果たして本当に夏バテの解消に効果があるのでしょうか?

という風に言ってしまいますと、結局の所は一回食べたからって何が変わるわけでもないです。栄養はありますし、是非取り入れたい食材であることには変わり有りませんが、ばっかり食いしていても駄目ですし、結局はバランスが大事という風になってしまいます。

ただ、『鰻を食べて夏を乗り切ろう!』という精神的な喝を入れる意味では効果はあるかもしれないですね。

土用の丑の日に鰻を食べるのはなぜなの?

そもそも『土用の丑の日』とは何かご存知ですか?

元々は中国の五行思想から来ており、万物は火・水・木・金・土から出来ており、これらを敬うという考え方です。これらは現在の暦の元になっており、1月とかの月での見方ではなく、春→、夏→、土→季節の変わり目、秋→、冬→という風に表していたんですね。

なので『土用』というのはこの春夏秋冬の季節の変わり目の事となります。

次に『丑の日』ですが、これは十二支の『丑』です。十二支は干支のみならず、日付にも割り当てられており、12日周期で『丑の日』が回ってきます。

もうお分かりですね?

季節の変わり目『土用』の『丑』の日に当たる日付の日が『土用の丑の日』なのです。

…という事は、『土用の丑の日』は年に何回かあるんじゃない?

そうなんです。なのに何故、夏だけ鰻を食べるのか?それは、江戸時代に遡ります。

元々、土用は土に感謝をする時期であり、丑の日は田畑を耕していた牛を休ませる日でした。それを踏まえて、土用の丑の日は土や牛に因んだ『黒いもの』を食べる日としての習慣があり、黒い野菜や黒い魚(鯉・鮒・うなぎ )を食していたそうです。

夏に鰻が売れない鰻屋に相談された平賀源内が、その知識を元に提案したキャッチフレーズが、現在も引き継がれているために『土用の丑の日はうなぎ』が今も定着しています。

バレンタインなんかと同じ、店側の商用作戦ですね(笑)

ちなみに、『丑』に因んで『う』が付くもの云々は全く意味も根拠もないお話です。これも何かに便乗した商用作戦の一環なのかもしれませんね!

まとめ

うなぎと夏バテの関係性、いかがでしたか?確かに夏バテに効果はありますし取り入れたい食材ではありますが、値段もお高いですし、天然物は漁獲量も減ってきており、ニホンウナギなどは絶滅危惧種に指定されている事を考えると今後の食べ方について少し考えて行かなければいけないのかな?と、考えさせられる問題ですね。

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