七五三の着物の選び方 正絹と化繊の違い!購入はどちらがおすすめ?
七五三は可愛い娘の一大イベント!着物も良いものを着せてあげたいですよね。でも、着物ってどういう基準で選んであげればよいのでしょう?
正絹がいいと聞きますが、化繊じゃダメなんでしょうか?
着物の選び方や素材の違いに付いて紹介します。
七五三の着物の選び方
着物には正絹と化繊(ポリエステル)の物があります。
購入する際に生地の質感を重視するならば正絹を選ぶのがいいでしょう。絹は糸の太さが一定ではない為、織りあげた時に陰影が出来て染めても深みのある色合いになります。逆にポリエステルは糸の太さが一定の為、ペラペラしてツルンとした生地に仕上がります。この質感の違いは遠目には分からないという方もいますが、少し着物が好きで見る人が見るとすぐにわかります。勿論、写真にも写り込みますので良いものを着せてあげたいならば正絹の着物を選んであげましょう。
しかし、ポリエステルでも高価な物だと質感もそれなりな物もあります。例えば東レシルックなどです。七五三の着物にこういった物があるかどうかまでは調べた限りはちょっとわかりませんでしたが、お値段が高ければ物もそれなりという事ですね。
逆に絹でも質の悪いものは比較的安価で購入出来ます。安い分、物もそれなりです。
コストパフォーマンスを重視するならばポリエステルの方が安価で購入出来ます。質感の違いがよく分からなかったり、特にこだわらない場合はポリエステルも物自体は悪くないと思いますよ。
着物の正絹と化繊の違いとは?
では、正絹と化繊(ポリエステル)の特徴をまとめてみたいと思います。
絹とポリの共通事項としては、
- 遠目には違いは分からないものの、観る人が見ると写真だとしてもすぐにわかる
- ただし、着物に詳しくなければ分からない
- いいものになればポリでも正絹でも高くなるし、悪ければ安くなる。値段相応。
という事があげられます。それでも結局、実際に比べてみてみるのが一番わかりやすいので、一度来店してみて店で比べてみてみるのがいいと思います。
しかし、中々お店に行くのも大変だし、行ったら買わなきゃいけないような雰囲気もあるかと思いますので、それぞれの違いは下記参照ください。
正絹の特徴
【正絹のメリット】
- 帯がずれず着崩れもしない
- 長じゅばんから帯まで正絹だと長時間着ても身体が楽
- 絹は糸の太さが違うため陰影が出来深みのある色合いになる
- 仕立て直しや染め直しが出来る
- いいものは親子二代で着る事も出来る
【正絹のデメリット】
- すべて本物を購入すると20万以上かかる
- 名ばかりの正絹にもある
- 保管が難しい
- メンテナンスにお金がかかる
化繊(ポリエステル)の特徴
【化繊(ポリエステル)の メリット】
- 安価で購入できる
- 少し高価な物は風合いもそれなり
- 手入れがしやすい
【化繊(ポリエステル)の デメリット】
- 生地を触ると絹ではない事はすぐわかる
- 帯が解けやすい(締まりが悪い)
- 静電気が起きる
- 糸の太さが均一なのでツルンペランとしていて深みがない
- 肌辺りが冷たいのに空気を通さないので蒸れる
- 仕立て直しや染め直しが出来ない
七五三の着物を購入するならどっちがおすすめ?
結局の所は購入者の意向によって、どちらがおすすめというのは変わってきます。煮え切らなくてすいません。
ですが、大切に保管してあわよくば娘の娘にも着られるといいなと思っているなら正絹をおすすめしたいです。着心地もいいですし、良いものは見栄えも写真写りもいいので何もいう事はありません。お直し、仕立て直しも出来ますので、姉妹で着用したり、七五三以外にもお正月などに着る事が出来ます!
ただし、一式そろえるとなると数十万とかかってしまいます。
ですので、予算が無い方にはやはりポリエステルがいいでしょう。世の中の大半の方は着物に詳しいとは思えませんし、何度も着るものではないのでコストパフォーマンスを考えた際に見た目もそれほどひどいわけではないと思います。
間を取って、見た目だけ重視して着心地を捨てるならば、表地が絹で裏地や長じゅばんをポリエステルで妥協するのも手ですね。ただし、注意したい点としてはお値段がちょっと高くなるのと、内側がポリエステルなので蒸れやすくなる事、ミシン縫いだと針を通した穴が開く為、仕立て直しも出来なくなるので留意ください。
写真に残るし一生に一度の物だからいいものを着せてあげたいけれど予算が足りないという場合は、購入にこだわらず正絹の良いものをレンタルするのも良いのではないでしょうか?他人が袖を通したものを着せたくないとかでない限りは、見た目もコストもクリア出来るので視野に入れてみて下さいね!
まとめ
いかがでしたか?出来る事ならば正絹のいいものを着せてあげたいのが親心ですよね。それぞれのメリット・デメリットを考慮して、あなたにとっていい物を選んでくださいね♪