熱中症の応急処置マニュアル!処置する上で注意する事とは?
年々増えてきている熱中症患者。もし、あなたの周りの人が熱中症になってしまったら、あなたは落ち着いて対処出来ますか?応急処置の仕方を分かりやすく順を追って対処出来るようにまとめました。
もしもの時に備えて、しっかり予備知識を付けておきましょう!
熱中症の応急処置を簡単なマニュアルで確認しよう
では順番に確認していきます。
b.ない
⇒ 救急車を呼ぶ(119番)
⇒ 2のち医療機関へ
b.出来ない ⇒ 医療機関へ
b.いいえ ⇒ 医療機関へ
このような症状があったら熱中症を疑おう
重症度Ⅰ度(熱失神、熱痙攣)手足のしびれ、めまい、立ちくらみ、こむら返り、気分が悪い、頭がボーッとする 重症度Ⅱ度(熱疲労)
頭痛、頭がガンガンする、吐き気、嘔吐、倦怠感、意識がおかしい気がする 重症度Ⅲ度(熱射病)
Ⅱの症状に加え、意識がない、痙攣する、まともな返事ができない、まっすぐ歩けない、体が熱い
症状と原因については、こちらの記事でも詳しく解説していますので参照にしてくださいね!
熱中症の応急処置の詳細と注意事項
- 涼しい場所へ移動させる
- 衣類を緩め、体を冷やす
- 水分・塩分の補給
- 医療機関へ
風通しの良い日陰や、クーラーの効いた部屋など、なるべく涼しいところに避難させます。
身体の冷却はなるべく早く行う事が重要です。特に重症の場合は、いかに早く身体を冷やしたかで助けられるかどうかが変わってきます。
まず、衣類を緩め風通しを良くします。脱がせて水をかけ、うちわや扇風機で扇ぐのが好ましいのですが、脱がせるという行為が問題になる場合もありますので、その場合は衣類の上から濡らしたり、濡れたタオルを利用するなどして工夫しましょう。
ひょうのうなどがあれば、それを首すじ、脇の下、股関節に当てて太い血管部分を冷やしましょう。最近はコンビニで凍ったペットボトル飲料なども売っていますので、そちらを利用するのも手です。直接氷を当ててしまうと凍傷になりますので、衣類の上からや、タオルに包んで当てるようにします。
冷たい水を渡して、自分で飲んでもらいます。意識がなかったり、自分で水も飲めないほど朦朧としている場合は、誤って気道に入ってしまう恐れがありますので無理に与えないようにします。
また、嘔吐や吐き気をもよおしている場合はすでに胃腸の動きが鈍っていることが考えられますので、経口での摂取は控えます。
飲み物は汗で流れた塩分も補給出来るという面から、出来れば経口補水液やスポーツドリンクなどが好ましいです。水と塩などでもいいですよ。熱中症の予防の際には、冷やし過ぎない5〜15℃のものをおすめしますが、もうすでに熱中症になってしまっている場合は、冷たい飲み物の方が胃の表面から熱を取ってくれるので良いとされます。
症状が落ち着けば自宅で休んでも構わないのですが、出来れば医療機関を受診しておくと安心ですね。また、一度熱中症になった後は、体の回復までに時間がかかる事もありますので、しばらくは無理をしないようにしましょう。
まとめ
熱中症への応急処置、ご理解いただけましたか?
いざ、目の当たりにしてしまうと中々落ち着いて判断するのは難しいかも知れませんが、そんな時はこちらのページを思い出していただけると幸いです(*´∀`)