ノロウイルスの症状と感染経路!食中毒予防のポイントと登園について
ノロウイルスってカキなどの二枚貝から感染する事が多いので、なんとなく冬に流行するというイメージがありますよね。しかし、実際は季節を問わないようで、先日娘の通う保育園からノロウイルスの流行の知らせと感染注意を喚起するほけんだよりを配布されました。
今は5月。冬はとっくに過ぎてしまいましたが、そういえば去年うちの娘が感染性胃腸炎にかかったのも5月末でした。二次感染を防ぐために手洗い消毒に努めましたが一家全滅したのを覚えています。今年こそは罹患しないために、感染経路をしっかり確認して感染を防ぎたいと思います( ;∀;)
ノロウイルスの症状と感染経路
ノロウイルスの症状
- 吐き気・おう吐・下痢・腹痛・微熱が1~2日続きます。
- 感染しても症状のない場合や、軽い風邪のような症状の事もあるので注意が必要です。
ノロウイルスの主な感染経路
- 感染した人が調理などをして汚染された食品からの感染
- ウイルスの蓄積した、加熱不十分な二枚貝などからの感染
- 患者の糞便やおう吐物からの二次感染
- 家庭や施設内などでの飛沫などによる感染
ノロウイルスによる食中毒予防のポイント
- 普段から感染しないように食べ物や家族の健康状態に注意する
- 症状がある時は、食品を直接取り扱う作業をしない
- 手洗いのタイミング
- 汚れの残りやすい所を丁寧に!
トイレに行ったあと
調理施設に入る前
料理の盛り付けの前
次の調理作業に入る前
指先・指の間・爪の間
親指の周り
手首
- 洗剤などで十分に洗浄した後、塩素濃度200ppmの次亜塩素酸ナトリウムで浸しながら拭く
- 洗剤などで十分に洗浄し、熱湯で加熱する
※エタノールや逆性石鹸はあまり効果がありません
ノロウイルスと登園について
うちの娘が通うこども園(保育園・幼稚園)での例をご紹介します。
まず、下痢・おう吐・発熱・腹痛などの症状がでた場合は必ず小児科を受診し、ウイルスの検査をしてもらいます。検査の結果、ウイルスが検出された場合は直ちに園に連絡し症状が落ち着くまで休みます。
登園の目安は、主要症状が回復し、主治医が登園しても差し支えないと認めてから目安として二日くらい経過後、普通の食事がとれるようになってからです。中々症状が回復しない場合は主治医と相談して登園を決めるようにとの事でした。
医者が許可をだしても2日は休ませ、食事がとれていなかったりいつもと調子が違うようなら登園させないでくださいって事ですね。感染拡大を考えれば当然の事です!が、親は仕事を休まなきゃいけないと大変ですね(+_+)
ノロウイルスの検査について
上記で「小児科を受診しウイルスの検査をしてもらいます」と記述しましたが、実際には周りの感染状況を聞いて、症状などの問診のみでノロウイルスと判断されることも多いです。
ノロウイルスは簡易検査キットで検査出来るのですが、3歳以上65歳未満の方は健康保険が適用されないので費用が自己負担となります。大体5千円くらい~かかります。
しかも、潜伏期間中などの理由でウイルスが検出されないなど、結果は100%正確ともいえません。
もう一つ確実な方法として便や吐しゃ物を採取してウイルスを目に見えるように培養して検査する方法もありますが、こちらは結果が分かるまでに1週間以上かかってしまいますので、その頃には回復しているでしょう。
希望すれば検査をしてもらう事は出来ますが、費用や正確性の面でも、ドクターの診断に任せておいて良いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?主な症状で、「症状のない場合や、軽い風邪のような症状の事もある」と書きましたが、うちの娘はまさにそうでした。
おう吐が1回。うんちも少しゆるいかな?程度で親に感染して「あー、胃腸炎だったんだ」という感じです。
ちなみに私と旦那はしっかり症状が現れ、特に私に至っては重症化して点滴に通いました。仕事も1週間休みました。
気を付けても中々予防は難しいのが現状ですが、少しでも感染を予防するために頑張りましょう!