2016/05/11
プール熱は大人へも感染する!?症状と出勤停止期間を解説!
これからプールの季節になってくると多くなってくるのがプール熱(咽頭結膜熱)です。プール熱は手足口病・ヘルパンギーナと共に三大夏風邪と呼ばれ7~8月に流行する病気です。
なんとなく子供がかかる病気というイメージがありますが、大人には感染しないのでしょうか?子供の看病をしなければならない親御さんは是非知っておきたいですね!
プール熱は大人へも感染する?
プール熱はまだ免疫力がない子供同士での感染が非常に多い病気です。水辺での感染率が高く、夏場にプールなどの水を介して感染する事が多い事からプール熱と呼ばれています。正式名称は咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)といいます。
アデノウイルスという風邪ウイルスによる感染症なので、プール熱は大人へも感染します。
大人の場合は免疫を持っているため、子供同士よりも感染しにくいとされていますが、身体の抵抗力が落ちている時などはかかりやすくなっています。大人がこのウイルスを貰うと重症化する人も多い様で、中には入院される方もいます。
その為、予防はしっかりしましょう!
感染経路は、子供同士ならば保育園・幼稚園や公共のプールなどで貰ってくることが多いですが、大人の場合は感染した自分の子供から貰うパターンが一番多いと言えます。また、抵抗力が落ちている時にプールで貰ったり、抵抗力は落ちていなくてもプールの塩素消毒の濃度が薄いなどの理由で貰う事もあります。
プール熱は風邪の一種なので、プール以外でも感染します。
咳やくしゃみなどによる飛沫感染やタオルの共用などによる接触感染があります。結膜炎で目をこすった手からのの感染など、日常生活の中に感染経路は沢山潜んでいますので、家族に一人でもプール熱の疑いがある場合は注意し過ぎるくらい注意しましょう!
アデノウイルスは感染力がとても高いですので、ちょっと油断すると一家全滅なんてことにもなりかねませんよ!
プール熱を予防するには?
では、プール熱を予防するにはどんなことに気を付けたらいいでしょうか?
- 手洗い
- うがい・マスク
- 消毒
- タオルは共用しない
- お風呂の順番
手はウイルスが最も付きやすい場所です。接触感染を防ぐためにも石鹸でこまめに洗いましょう。アルコール消毒が出来ると尚良いです。
うがいも飛沫感染を防ぐためには欠かせません。空気中にウイルスがいますので、口内を洗浄したあとにマスクをして予防します。
感染者が触った場所・触りえる場所はこまめに消毒出来ると安心です。
タオルを介して感染する恐れがあります。また洗濯時は他のものと一緒に洗濯してしまうと、そこから他の物にウイルスが付着してしまう可能性があります。熱を加えたりハイターなどで消毒したりする事でウイルスは不活化しますが、念のため分けて洗うようにしましょう。
また、目ヤニなどを拭くときはティッシュなどの使い捨て物を使用し、拭いたらすぐに捨てる事で感染を予防できます。
感染者はお風呂は最後に入るようにしましょう。
プール熱に大人が罹患した場合の症状は?
プール熱の症状は主に次の3つです。
- つばも飲み込めないほどの喉の激痛
- 38~40を繰り返す熱が1週間程度
- 結膜炎(目の充血・目やに・目の痒み)
これらの3大症状はすべて現れるとは限りません。
喉の痛みから食事が出来なくなり、3日間点滴に通ったという人や、先にも述べましたが入院が必要なほど重症化する人もいます。
風邪なので抗ウイルス剤は無く、対症療法しか出来ないため、治癒までは家で休む事が一般的です。
プール熱での出勤停止期間はいつまで?
子供の場合は登校許可の基準がありますが、大人の出勤停止には規定はありません。その為、出勤するかどうかは自己判断となります。
しかし、症状が治まるまでは休んだ方がいいでしょう。咽頭結膜熱は感染力がとても強く、学校保健保護法ではインフルエンザと同じ扱いとされています。なので、インフルエンザの様に充満する可能性も高く、会社側としても迷惑ですし、そもそも症状によっては出勤出来るような状態ではないかもしれません。
症状が治まって出勤するときも、ウイルスは残っているので手洗いうがいを心がけ飛沫感染防止の為にマスクを着用するなど配慮する事が必要です。
まとめ
いかがでしたか?自分の子供が感染してしまうと看病をしないわけにも行かず、結構な確率で看病をしたパパママが罹患してしまうようです。予防をしっかりすると同時に、普段から抵抗力をつけてなるべく感染しないようにしたいですね(^-^;