手持ち花火はどこでやる?できる場所とマナーについて
先日バーベキューについて、住宅街では近所迷惑になるのでマナー違反なのかという記事を書いたのですが、夏が近づいてきてふと思ったのが、じゃあ手持ち花火ってどうなのよ?って事でした。花火も音も煙もにおいもあるし、子供たちがキャッキャ騒ぐので、もしかしてバーベキューのように制限があるんじゃ?
気になったので調べたことをまとめてみました。
手持ち花火はどこでやる?
花火をやる時に思い浮かべる場所としては、
- 家の前(庭・道路)
- 公園
- 河原(河川敷)
- キャンプ・バーベキュー場
- 海
- 駐車場
- ベランダ(!??)
ですよね。特に田舎育ちで前は田んぼ後ろは山、お隣さんは離れてるという環境で育った私としては家の前一択、家の前で出来るのにわざわざ花火をする為だけに場所を移動するなんて考えられないのですが、住宅地ともなるとそうもいかないようです。
基本的には一応、一軒家の私有地内であれば、花火に関する規制はありません。なので、花火をしようがどうしようが所有者の自己責任なのですが、ここにちょっとご近所づきあいが絡んできます。
バーベキューの記事でも書きましたが、花火もにおい・けむり・音・人の声など近所の方が不快に思うかもしれない要素がたくさんあります。
これらの問題に配慮した上で近所づきあいが良好であり、周りが暖かい目で見てくれるところでは自宅の庭や家の前での花火も可能でしょうが、そうでなければいくら許されているといってもお勧めはしません。
そう考えるとアパートのベランダなんて問題外ですね。
そうなると、花火が可能な公共の場所で遊ぶこととなります。
手持ち花火ができる場所
では公共の場所で花火が出来る場所とは?
昔は公園や川辺、海などで花火をしていたイメージですが、最近は花火を規制されている所が増えています。理由としては火を扱うから危ないという事、ごみの持ち帰りなどのマナーが悪いという事、花火や人の話し声などの騒音での苦情が多い事などがあげられます。
その為、花火をする際は事前に花火をする事が可能かどうかを調べておく必要があります。
花火の使用可否の調べ方としては、
2.区市町村の条例を調べる
3.その場所での決まりを調べる
重要なのは2と3です。
2については、都道府県で規制されていなくても、区市町村の条例では定められている事が多いです。花火をしたい所の自治体のHPをみると、「よくある質問」などで質問されていたりします。しかし、はっきりと花火に付いて記載してくれていればいいのですが、あいまいな表現をしている事が多いです。
条例を読んでみても、「許可の無い火気使用を禁止」と定めている中で、「火災の危険が少ない手持ち花火を楽しむことは一般的な公園利用と判断する」という所もあれば「公園内は火気厳禁なので花火も禁止」とする所もあります。同じ条例でも解釈の仕方が違うとなると、結局のところどうすればいいの???となりますよね(ーー;)
3についても、区市町村では許可していても、その公園単位のルールで禁止している所もあります。
なので、一番確実なのは、区市町村のHPなどで条例や検索窓で「○○公園 手持ち花火」などの検索をしてみて、はっきりとした表記があった場合はそれに従い、無かった場合は電話で問い合わせるという事です。
また、公園関係は各自治体で定めていると思いますが、河原や河川敷などについては国土交通省の管轄になりますので、そちらで調べてみて下さいね!
花火が許可されているからといって、何でもして良いわけではありません。最低限のマナーとルールを守り、周囲への配慮を欠かさないことによって花火で遊ぶことが許可されていますので、羽目は外さないようにしましょう!
手持ち花火をする時のマナー
時間や場所を守ろう
1. 花火をして良い場所か確認
2. 20~21時くらいまでで切り上げる
3. 深夜~早朝は行わない
他人の迷惑を考えよう
1.打ち上げ花火・ロケット花火・ねずみ花火の音
2.↑場所によっては禁止している所が多い
3.風向きを考え煙で迷惑にならないように
4.人の声なども意外と騒音に。騒ぎすぎないようにする
ごみは持ち帰ろう
1.バケツと水で確実に消火を
2.使用後の花火は持ち帰る(公園内のゴミ箱にも捨てない)
まとめ
花火をする際はルールとマナーをしっかり守りましょう。
昔は何処でも出来ていたような気がする花火。羽目を外す人が多い、近隣の迷惑やごみの不始末、火気が危ないという理由で規制され、いまや花火が出来る場所は減ってきています。
今ある「手持ち花火ができる場所」を失わない為にも、許可されているから何でもやっていいというわけではなく、最低限のモラルををもって利用するようにして下さいね!